出版社内容情報
ニューヨーク、コニーアイランドに住む高校生にとって、スラムの犯罪や貧しさから抜け出す道は、バスケットボールで大学への奨学金を得ること。彼らの苦闘の日々を追った感動のノンフィクション。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>中学生から
内容説明
バスケットボールに賭けた四人の若者の熱い夏。…その後、四人の運命は大きくわかれた。ある者は栄光の舞台へ、ある者は悲劇的な結末へ。感動のノンフィクション。
著者等紹介
フレイ,ダーシー[フレイ,ダーシー][Frey,Darcy]
『ハーパーズ』や『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』に定期的に寄稿している白人の気鋭の作家
井上一馬[イノウエカズマ]
1956年東京生まれ。都立立川高校、東京外国語大学卒業。出版社勤務を経て、執筆・翻訳活動に
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感想・レビュー
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beniko
8
図書館本。息子がバスケをやってるので興味を持って読み始めたが、単なるバスケの話じゃなかったし、バスケが単なるスポーツじゃなかった。貧困、人種差別、麻薬と暴力がすぐそばにある環境で、それらに染まらないだけでもすごい精神力が要ると思うが、その精神を支えているのがバスケでもあり、追い詰めるのもバスケ。バスケが唯一の希望となってしまう社会で、そこから抜け出すための全てがバスケ少年の肩にかかっている。なんて過酷なんだ。約1年の取材で著者のチャカ、コーリー、ラッセルへの愛情をそこかしこに感じた。彼らの行く末が切ない。2017/11/28
ゆらりん
1
ファイブで、日本のバスケ界きびし~と思ったけど、こっち読んだらレベルが違った。アメリカのバスケ界、というか格差社会、すんごい過酷・・・2010/11/27
種蔵珪也
0
実在の人物に取材した実話。バスケ一本でエリートコースへのしあがろうとする高校生たちの話。これ、ブラジルならサッカーだろうなぁ。バスケより高校生の家庭環境とかアメリカのバスケシステムの話が多い。個人的には読みにくい一冊。2012/07/29
カカオ10%
0
アメリカの高校バスケから大学バスケ、NBAへの 道程への厳しさがこれでもかと詰まった一冊。 なぜシンデレラストーリーがアメリカンドリーム と呼ばれるのかよくわかります(泣) なおこの時代はまだ高卒から即プロも可能でしたが、 現代では大学に必ず入るまたは高卒でヨーロッパリーグ で活躍してから逆輸入しか許されなくなりました汗2020/08/13