内容説明
隣に引っ越してきたスペイン大使の息子ペピートは、たいへんないたずらっこ。みんなペピートにふりまわされていましたが、ある日ペピートが野良犬に取り囲まれて…。ペピートとマドレーヌたちの交流を描いた作品。
著者等紹介
ベーメルマンス,ルドウィッヒ[ベーメルマンス,ルドウィッヒ][Bemelmans,Ludwig]
1898‐1962。ベルギー人の画家を父として、オーストリアのチロル地方メーラン(現在はイタリアに属す)で生まれる。14歳ごろ学校を中退して、ホテルで働き、16歳のとき、アメリカに渡る。ニューヨークのホテルで働きながら絵の勉強にはげむ。そして第1作「Hansi」が誕生。1939年には『げんきなマドレーヌ』、つづいてコールデコット賞を受賞した『マドレーヌといぬ』が出た
瀬田貞二[セタテイジ]
1916‐1979。東京出身。東京帝国大学で国文学を専攻。戦後、『児童百科事典』(平凡社)の企画編集者をふりだしに、生涯にわたって、児童文学の評論、創作、翻訳などを手がけ、大きな業績をのこした。著書に『落穂ひろい』(第36回毎日出版文化賞特別賞他)、絵本に『きょうはなんのひ?』(第2回えほん日本賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
136
マドレーヌシリーズの絵本の1冊です。いたずらっ子がしたいほうだいのことをしてけがをしてしまいますが、反省していい子になりますが、そのいいことも・・・・。見ていて子供たちはこのような話には結構興味を持つ気がします。絵も素朴な感じです。2016/12/24
masa@レビューお休み中
72
12人の女の子が住む家のお隣にスペイン大使が引っ越してきた。その大使の坊ちゃんのペピートがいたずらっこなのである。パチンコ玉を飛ばしたり、人を怖がらせたり、凧を高く飛ばし自慢をしたり…。でも、ペピートがいくら目立とうとしても、自慢をしようとしても、マドレーヌは気にも止めないのである。そんなことが続いたある日のこと、いたずらをしようとしたペピートが大怪我をしてしまうのだが…。『げんきなマドレーヌ』に比べると読みやすいなと思いました。でも、未だにこのシリーズが女の子に人気があるのが理解できていないんだよなぁ。2013/05/14
biba
16
大好きなマドレーヌシリーズ。子どもが、私が好きなのを知っていて、「家にある本以外にもいろいろシリーズあるよ」と教えてくれた。40年前は4冊くらいだったんだけど。変わらぬ雰囲気とお話に、すぐに童心に帰れました。2016/01/06
pocco@灯れ松明の火
16
図書館:大使のぼっちゃんペピートとマドレーヌのお話。マドレーヌに言わせるとペピートは「悪漢」、ミスクラベルは「すてきな方」だそうだ。ある事件で心を入れ替えられるかどうか??2011/06/30
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
お隣に住むペピート(スペイン大使の息子)の登場。パリの有名な建物や場所を巡りながら、ペピートと仲良くなっていきます。2021/12/04
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