出版社内容情報
昔話の第一級の語り手、笠原政雄氏が、雪深い山里で母親から語りきかされてきた70余話の昔話を、語り口そのままに紹介します。(F-10)
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
内容説明
笠原政雄さんは、新潟県長岡市に住んでいた昔話の語り手です。笠原さんはお母さんから昔話を聞いて育ちました。この本は、笠原さんが語った思い出話といわゆる昔話の二部構成です。中村とも子さんが5年の歳月をかけて笠原さんから聞き集めたお話の数々にどうぞ耳をかたむけてください。小学校中級以上。
目次
いとこ煮とあんか―笠原政雄思い出話(母の思い出;あそびざかり ほか)
むかし話(さば売りどん;権現堂の化けもん ほか)
百物語
人や場所にまつわる話(越後の名山、米山;八石山の豆の木 ほか)
著者等紹介
笠原政雄[カサハラマサオ]
1918年、新潟県柏崎市に生まれた。1933年に上京、築地の食品問屋に奉公。1939年に兵隊として中国東北部へ。42年除隊、しばらくの奉公の後、帰省。1943年、新潟県長岡駅に勤務、笠原君江さんと結婚し、笠原家の婿養子となった。1973年国鉄を退職、1979年ころから昔話の語り手として、図書館の研究会や家庭文庫、幼稚園などに招かれるようになった。1994年没
中村とも子[ナカムラトモコ]
1954年生まれ。日本女子大学在学中に、フィールドワークを中心として、口承文芸の分野に目をひらかれる。日本口承文芸学会会員、民俗学会会員、昔話研究土曜会会員
吉本宗[ヨシモトソウ]
1942年、静岡県に生まれる。本名正幸、桑沢デザイン研究所卒。舞台美術家、故吉田謙吉氏に絵を学ぶ。イラストレーター。日本児童出版美術家連盟会員
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感想・レビュー
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アナクマ
ぱせり
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
まつり