出版社内容情報
キキは17歳。夏休みには遠くの町の学校へ行っている大好きなとんぼさんも帰ってくるはず。ところがうきうきしているキキのもとに一通の手紙が……。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
内容説明
とんぼさんがかえってくる!ふたりでむかえる夏休み。キキの胸はたのしい計画でいっぱいになりました。そこに送られてきた一通の手紙。その意味は…さあ、本の扉をあけて、キキといっしょに17歳の夏の空を飛んでください。小学校中級以上。
著者等紹介
角野栄子[カドノエイコ]
東京に生まれる。1960年ブラジルに出かけ二年間滞在。1970年頃より絵本、童話の創作をはじめる。『ズボン船長さんの話』(福音館書店)で旺文社児童文学賞、『おおどろぼうブラブラ氏』(講談社)で産経児童出版文化賞大賞、『魔女の宅急便』(福音館書店)で野間児童文芸賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト・文学作品を受賞、1984年には路傍の石文学賞を受賞している。神奈川県在住
佐竹美保[サタケミホ]
富山県に生まれる。上京後、SFファンタジーのさし絵を描き始め、後に児童書の世界へ。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
93
笑って泣いて、ハラハラして、ときめいて…いろんな思いをキキと共有した盛り沢山の4巻。小道屋さん、ヨモギさん、ララ・オーパさんといった人生の先輩たちとの出会いは、大人としての道を指し示しているかのよう。なかなか会えないトンボさんとのことも、きゅんとするような展開でうれしくなった。躍動感のある佐竹美保さんの絵がとても好き。2016/07/22
nakanaka
62
シリーズ4作目。17歳になったキキ。町にも馴染み仕事も順調。トンボとの恋が上手くいっていることと、キキの母・コキリさんが命の危機を迎えるということが印象的だった今作。コキリさんはもうダメかと思いました。本当に良かった。シリーズの中で今のところ一番好きな作品かもしれません。成長していく上での心境の変化が本当に素晴らしく表現されていると感じました。毎回思いますが、小学生の娘に読ませたいです。2025/04/21
kaizen@名古屋de朝活読書会
41
とんぼさんとの手紙のやりとり。 最後はおかあさんの家にもどって、おかあさんの看病。 「わたし、みんな自分の力でやってるつもりだったけど」 「計算っていうけど数えられないのね」 「すごくおおきなものなんだわ」2011/04/17
くぅ
32
よかったー!良くなってよかったー!!死んじゃうのかと思って怖かったよー。それにしてもとんぼさん。もぅちょい空気読んで時間を作ってくれたらいいのにねぇ。あんまりベトベトベタベタされてもイヤだしさ、スナフキンみたいに流離う感じの人も素敵だけどもさ、とんぼさんはお休みには時間を作って帰って来なきゃダメよ。そういうキャラでしょーが。なーにが山でキャンプじゃ。はよー帰ってこーい。2019/02/24
風里
31
トンボが相変わらずいらつくが、少しはキキのことをきちんと思ってくれるようになった様でよかった。 でも女の子を動かそうとするのはまだまだかな。 コキリさんがあわやと思ったけれど、無事でよかった。2013/10/12
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