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世界傑作童話シリーズ
プラネット・キッドで待ってて

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784834005837
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

背高くそよぐ草のしげみにこしらえた、ふたりの秘密基地。熱くまぶしく、かげりのない日々が続いていくはずだった。なのにどうして、悲しみはやってくるのだろう…。ドーンとシャーロットの、忘れられない夏。

著者等紹介

コンリー,ジェイン・レズリー[コンリー,ジェインレズリー][Conly,Jane Leslie]
1948年、米国ヴァージニア州生まれ。父母はともに作家。ポトマック川ぞいの農場で幼年時代をすごした。スミス・カレッジ卒業後、ジョンズ・ホプキンズ大学の創作コースに学ぶ。1986年、父(ロバート・C・オブライエン)の遺稿に手を加えて完成させた『ラクソーとニムの家ねずみ』でデビュー。1993年、『クレイジー・レディー!』で、米国でもっとも権威ある児童文学賞、ニューベリー賞のオナー(次点)に選ばれる。以後、十代前半の少年少女を描いたみずみずしい児童文学作品を発表しつづけている。現在、ボルチモア在住

尾崎愛子[オザキアイコ]
1975年、東京生まれ。東京で育つ。幼時から多くの絵本、物語に親しむ。東京大学教養学部イギリス科在学中、シドニー大学に一年間留学し、児童文学の授業を選択。現在、東京大学大学院総合文化研究科在学中

おおの麻里[オオノマリ]
1968年、東京生まれ。明治学院大学文学部フランス文学科を卒業後、セツモードセミナーにて絵を学ぶ。1995年よりフリー・イラストレーターとして活動を始める。書籍装画、雑誌挿絵、新聞小説挿絵、広告などがおもな仕事。現在、東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がる 

5
おおの麻里さんの画だから、というだけの理由で手に取った本。読んで良かったです。 どうしてここで終わるかな・・・って感じのよくある終わり方が、ちょっとだけ不満だけれど。 シャーロット達はあのお金を使うことができただろうか。 一番良いのは、ウィリアムズさんが悔い改めること。教会の執事をしてるっていうのに・・・。   重たいテーマがからみつつも、帯の「ドーンとシャーロットの忘れられない夏」「また会えるよね、光と風の中で。」のコピーが印象的です。手元に置きたい本。2011/12/05

ぱせり

2
子どもたちの世界にはいろいろな自分たちではどうしようもない深刻な問題がいっぱい。でも、とびきりのすばらしい夏の喜びもいっぱい。ある部分では凄く弱々しくて、ある部分ではすごくたくましく、傷つきやすい。考え深くて浅はかで、がんこでしなやか。そして、せつないくらいに愛しい。2009/03/21

なみ

1
書かれなかった部分、物語の後は、たぶん、ドーンの思い通りにならないんじゃないのかなぁ。新しい困難へ踏み出すには、勇気いるもの。2010/01/13

naonchi

0
なかなかシビアなラスト。全部書ききらない「間」を子供たちがどう受け止めて、どんな感想を持つのかとても興味深いです。出てくる大人でさえも目の前の問題を一つ一つ必死の思いで乗り越えていて、子供達の心配事や悩みを魔法使いのように解決してくれるわけでもなく、またその現実を理解して必死に受け止めようとする子供たちの健気な事。何にでも必ず正解があるわけじゃないけど、正しいと思うことを自分で見極めて進んで行くのってなかなか大変なんだよね。2013/05/10

にま

0
母親が病気のため、ワシントンから田舎の親戚の家に預けられたドーン。ドーンはそこでシャーロットと友達になります。プラネット・キッドはふたりが作った秘密基地の名前。地球じゃない別の星、子どもの楽園。子どもの力ではどうにもならない現実を目の当たりにして少女たちは傷つき、成長していきます。静かだけれども心に残る作品でした。2009/11/15

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