出版社内容情報
モダンアートに描かれた、さまざまなまる。赤、黄、黒、紫……使う色や筆づかいによって、まるはまったく違う表情を見せます。リズミカルな言葉とともに、まるの百面相をお楽しみください。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
まるは小さい子がはじめてえがくかたちのひとつ。ミロ、カンディンスキー、吉原治良、草間弥生…現代美術の代表的な画家がえがいたさまざまなまるの絵の色やかたちを、リズミカルなことばとともに味わう絵本です。読んであげるなら4才から。自分で読むなら小学校初級から。
著者等紹介
大月ヒロ子[オオツキヒロコ]
美術普及活動プランナー。武蔵野美術大学卒業後、板橋区立美術館学芸員を経て独立。美術館やチルドレンズミュージアムの企画運営を行う会社イデアを設立し、各地の館の開設準備や運営に携わっている。美術教育の分野では、ワークショップや鑑賞ツールの企画・開発を手がけてきた。東京都在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
18
小さい子は〇が大好きですね。お絵かきは〇からスタートするのではないでしょうか?大きい〇、小さい〇、色んな〇の表情があります。難しいことは言わずに感性のままにたくさん描いて楽しい世界を知って欲しいですね。『小さな本の大きな世界』 https://bookmeter.com/books/10779963 で紹介(6/145)2020/02/12
ヒラP@ehon.gohon
17
「まる」の表現は、描く人でこれだけバリエーションがあるのだと感心しました。 同じ「まる」をテーマに発想法を感じながら、驚いたり、納得したり…。 あくまで図形勝負の絵画たちに見入ってしまいました。 絵もさることながら、文字の遊びにも、頭の固定観念を解放するようなインパクトがありました。2019/01/09
遠い日
16
20世紀の画家たちが描いた「まる」の絵を紹介。カンディンスキーと草間彌生しかわからなかったけれど、どれも好き。どれも、楽しい。というのも、わたしが水玉好きだからかもしれない。大きな迫力のあるまるも、緻密に描きこまれたまるも、歪んだまるも重なったまるも、みんな美しい。2015/05/02
みさどん
13
よかったあ。からまるとか、せばまるとか、言葉遊びにも通じているような”まる”を使ったいろいろな絵が展開される。きれいだったり、複雑だったり、細やかだったり。絵描きさんの作品だから当然素晴らしいわけで、鑑賞本としてもいい。2015/05/05
hoguru
7
息子が図書館にて選んだ本。14の丸の絵を紹介。世界の芸術家が20世紀にかいたもので、丸といってもそれぞれ表情が違う。草間彌生の紹介文に「子どもの頃から、水玉もようがはてしなく増えていくまぼろしをみることがありました」とあり驚いた。今日は1年ぶりに草間彌生好きの友人に会うのもちょっとした偶然。2016/08/09
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