出版社内容情報
子どもたちに圧倒的な人気をもつ「いやいやえん」のコンビが作りあげた楽しい童話集。おなじみの野ねずみのぐりとぐらやうさぎのギックなども登場して幼い読者を夢中にさせます。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
136
お日様の下、原っぱの上、風船で空を飛ぶ。次の駅はブナの木。そんなお話は、心にそよ風が吹いてきます。濁ったものが澄んでいきます。大人になっても誰もが持っているはずの純粋さをこの本は引き出し、その大切さに気づかせてくれます。…慌ただしい生活の中でのほんの一瞬ですが、春夏秋冬、子どもたちにとってはかけがえのない時間です。これから色んな人と出会い、社会性を身に付け、時には悲しみながら、少しずつ大きくなります。自然のような優しさやおおらかさの中で育つ子どもたちを、そっと見守り続けたくなります。心が穏やかになります。2021/07/05
ぐりとぐら
15
おひさまはらっぱにくるいろんな子達のおはなし。さちこちゃんとみつこちゃん、ゆうじくんとうさぎのギック、さみしがりやのクマ、ぐりとぐらなど、いろんなキャラが登場してたのしかった。ギックはいたずらで、かわいい。おさるの男の子が空に海にいくおはなしもよかった。さいごのみつごのこぶたたち、じぶんたちの名前はなぜこの名前なのか、お母さんに聞きに行くのかわいい。懐かしい絵とやさしいおはなしでほんわかした。2022/03/03
さち
14
子どもの時読みそこねたシリーズ。友達が持っててうらやましかったんだよね。ぐりぐらの大好きな作者さんコンビにやっぱり間違いない!の名作短編集。子ども時代の空気を思いだし想像の世界に連れて行ってくれるほっこりしたお話しでした。ゆうじとうさぎのギックが滑り台から靴の滑らしレース、なんて何げないあるある遊びの場面から、自然に靴は自ら逃げて行きます。その流れがたまらないです。生意気を言いたい3年生もうん十年前の子どもも楽しんで読めました。2017/12/26
猪子
13
以前「そらいろのたね」という絵本のレビューをした時に「見知った姿がちらほら!」というようなコメントをしたのですが、今回この短編集を読んで気づきました。今まで世界を作品ごとに区切っていたんですが、皆同じ世界に住んでるご近所さんだったんですね。ゆうじくんとギックとぐりとぐらの繋がりでやっと気づきました。今作のお話の中では、くまのたんじょうび がお気に入りです。2015/03/10
まみ
12
おひさまはらっぱを舞台に繰り広げられる子供の目線に寄り添ったお話に、長男はすっかり夢中! ゆうじとギック、ぐりとぐらなどおなじみのキャラクターも登場したこともあり、すっと入り込めたようでした。春夏秋冬移りゆく自然が感じられるおひさまはらっぱ。こんな環境は身近にないのでうらやましい限りです。似たもの同士のゆうじとギックのやりとりがやっぱり楽しい。息子のお気に入りは「ゆきだるま」「くまのたんじょうび」。「たらーら たらーら ぶーか ぶーか」のフレーズに決まって大笑いするのでした。2010/04/01