出版社内容情報
ひばりがおおかみにもぐら退治を頼むと、おおかみは3つの条件を出しました。その条件とは……。ポーランドに伝わる愉快な民話を明るい色調で描いた絵本です。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
243
内田莉莎子・再話(ポーランド民話)、佐々木マキ・絵。ヒバリの夫婦が営巣しているところの地下にモグラが侵入。オオカミに駆除を頼むことに。オオカミからは次々と要求が。ごちそうをたらふく食べさせてくれたら、ビールをおもいっきり飲ませてくれたら、おもいっきりおかしいものを見せてくれたら…ヒバリは知恵を働かせてこれらを叶え、オオカミはようやく約束通りに…。メデタシメデタシというお話。民話らしいおおらかさに溢れている。絵も佐々木マキらしい伸びやかなタッチ。ポーランドの感じもなかなかよく出ている。2025/07/26
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
46
ポーランドの昔話。ひばりは賢い。そしてオオカミはずる賢い。『くった のんだ わらった』そんな人生を送りたい。2019/11/28
♪みどりpiyopiyo♪
45
佐々木マキさんの絵に惹かれて楽しい絵本を読みました。ポーランドの昔話なんですって♪ おおかみさんが くって のんで わらうお話です☆ ひばりの知恵比べが愉快愉快。■文(再話)の内田莉紗子さんは『てぶくろ』の訳者。数々の外国児童文学・昔話・絵本を翻訳・紹介しています。佐々木マキさんの描くおおかみがユーモラスで、西洋の昔話感もたっぷり。田舎道の聖母子像など小ネタを探すのも楽しくて。■教訓を含む「寓話」でなく「民話」の楽しさを存分に感じさせてくれる絵本でした ( ' ᵕ ' ) (1976年)2018/04/29
みっくす
36
旦那の実家に置いてあり、帰省の度に読んでいます。お父さんの読んでいた絵本なのですが、息子もお気に入り。リズム感がいいのだなぁ。食べて飲んで笑ったら満足してご機嫌になるオオカミさん。良かったね、ひばりさん。ビールが出てくるところが、さすがヨーロッパの民話だなぁ。2015/03/13
美紀ちゃん
26
おおかみさん、わがまますぎる。いちいちおおかみのリクエストを叶えようとするひばりは、偉い!こんなに頑張ったのだから、問題が解決されないとねー!良かった。2018/07/02