出版社内容情報
子どもたちはことば遊びが大好き。「かっぱかっぱらった/かっぱらっぱかっぱらった/とってちってた」文句なしにおもしろい歌が15編はいった、みんなでいっしょに楽しめる絵本。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
87
息子の学校課題本。あら、これ、見覚えある。遠い遠い記憶を辿ると確かに読んだ覚えが。ことばをころころ転がすとなんとまあ魅惑的なことばワールド。谷川俊太郎さんのことばあそびに、瀬川康男さんの味わい深い版画世界。この生み出されたことばの絵本がこうしてずっと読み継がれ受け継がれ未来の子供達へとつながっていく。谷川さんの言葉はひらひらリズムにのってゆく。さあご一緒に!「かっぱかっぱらった かっぱらっぱかっぱらった とってちってた かっぱなっぱかった かっぱなっぱいっぱいかった かってきってくった」2017/05/14
keroppi
70
筒井康隆「ジャックポット」の言葉の洪水に浸っていたら、書棚のこの本が目についた。素朴な絵とともに流れてくる言葉のリズム。言葉あそびは楽しい。言葉あそびはイメージを広げてくれる。大切にしている本のひとつ。2021/02/22
HIRO1970
68
⭐️⭐️⭐️⭐️図書館本。2016/10/15
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
56
絵が独特。詩は早口言葉?(; ̄Д ̄)?2019/02/06
寛生
54
【図書館】〈詩を書く〉ことは谷川にとって〈本を創る〉ことなのか。和紙で出来たこの詩集は、版画のような絵の中に/絵と共に詩が〈あり〉、歌のようでもあり、ラップのようでもある。ことばとしての詩は絵を見ることによって初めて詩になることを完成させ、こどものような〈遊び心〉を持ち合わせないと難解だろう。この本を手に取ると、詩人谷川俊太郎の意気と意地が伝わってくる。〈何か〉を伝えようとしたいヴォルナブルな恋人でもあり、タンゴを踊る女のような情熱と愛をも感じさせる。とんでもない物を創らないと谷川は気がすまないのだろう。2014/03/11