出版社内容情報
大草原から、プラム・クリークの土手で新しい生活をはじめた一家と、成長してゆくローラを描いています。自然とともに生きる美しさとたくましさを、しみじみと語りかけてくれます。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
41
学校や教会に行くようになって、同世代の娘たちと遊ぶようになったローラのお転婆ぶりが可愛い。美しい自然や様々な生き物たちの様子が実に丁寧に描かれています。今作もハラハラしたり、ホッとしたり。大自然の中で暮らす家族の生活の素晴らしさと厳しさを堪能しました。2016/12/19
りるふぃー
21
子どもの頃全巻読んだ時にはこの巻が一番のお気に入りだった。横穴小屋に住むのが たまらなく魅力的だったんだと思う。大人になって再読して一番気に入った箇所は、最後の方、吹雪が3日間続いた時のエピソード。父さんは留守で、母さんと子どもたちだけで家の中だけで過ごす日々。母さんが次々と楽しい遊びを教えてくれるのがすごい。大昔、雪国とかでは家の中で楽しむ術を知っていたんだろうな。それがすごく幸せそうで。あと、父さん、毎回毎回家を建てて、命と体張って家族を守る凄さ。イナゴは初読みでも衝撃的だったけど、何度読んでもホラー2019/05/01
ぼんくら
19
ミネソタ州にやってきたイナガルス一家。土手下の横穴の家での生活が始まる。家を建て、学校へも通い始め、小麦の収穫を間近に控えた頃、イナゴの大群によって小麦が全滅。とうさんは東部に出稼ぎに。頼もしく力強い父さんと、控えめなのにしっかり家族を支えてくれる母さん。理想の家族です。2013/07/17
がんぞ
9
ローラは七歳、お転婆でアウトドアが好き。「稲塚を滑り降りてはいけないと約束したけど、転がり降りたんだもの」女教師だった母親はPaと結婚する時、子供を学校に行かせると約束した。「学校にいかなきゃいけないの?本は読めるよ…」「それは読んでるんじゃなくて聞いたのを言っているだけでしょ」メアリは一つ上。家で家事をしたり本を読んだりが好き。町の子と田舎の子の生活の違い。子供は楽しみは自分たちで作る。冬には母から教わる。住人の一体感は教会の設立から。日曜学校の初めにモーゼの話をしたのが伏線、七つの災いに蝗害もあった…2019/04/22
E
8
シリーズ3作目。相変わらず面白い。楽しいことばかりでは全然ないのだけど。イナゴ陽気、ヒル、クリスマスの教会、長い吹雪、メアリイとローラ、学校へ行く。キャリー喋った、おっきくなったなあと思ったがローラももう7歳か。毎度気になるかあさんの過去だが、学校の先生だったことが発覚。今回はアイロンが気になったが、鉄を(形状は今のアイロンに少しは近いのだろうか?)ストーブで熱すとのこと。ほほう。町っ子の意地悪ネリーの家にお呼ばれしたので家にも招待する、今と変わらんな。子どもが集まるとやはり裕福さに差が。毎日魚もいいよ。2018/03/12