出版社内容情報
たまご焼きが大すきな王さまのユーモラスなお話。文芸春秋漫画賞を受けた絵本の新版です。けんらんたる色彩と自在なフォルム、上質な日本語、発表以来大好評の本。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
たまご焼きが大すきな王さまのユーモラスなお話。絵本作家長新太の原点となった作品です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
283
寺村輝夫・文、長新太・絵。のんきに暮らす王さまが、ある日、うっかり鶏小屋を開けてしまって大騒ぎに。王さまはそしらぬ顔でやりすごそうとしたが…。明るくとぼけた味わいのお話し。絵もこれに呼応するかのごとく、おとぼけ風味。長新太らしい伸びやかさが身上。全体には文が多いので、読み聞かせは年長くらいからか。子どもたちにウケそうだ。2025/06/26
Willie the Wildcat
124
何気ないことが大事に・・・。心当たりは・・・、ある。右往左往する周囲に、ドキドキ、そして少しワクワク。大人になっても、(他人に迷惑を掛けない)多少の茶目っ気はアリかもしれない。絵は、赤が基調の水彩画。どこか”クリスマス”を彷彿。王様の王冠とマントの影響かもしれない。(笑)お気に入りは、城内を歩き回っている場面。外出すればいいのに!と次男がポツリ。蛇足だが、「たまごやき」と「めだまやき」って別物じゃないのかな・・・。2014/01/01
Kawai Hideki
104
毎日、お城でつまらなそうに過ごしていた王様が作り出した、つかの間のスリルとサスペンス。「王様の耳はロバの耳」的な「秘密の守り方と露見の仕方」お話。ひと騒動を読み終えて、最初から再度読んでみると、なるほど、コックとだけは、心が通い合っていたんだなあ、と思った。2015/05/31
紫綺
100
「たまごやき」じゃなくて「目玉やき」じゃん(笑)。たまごやきが大すきな王さまのユーモラスなお話。ウソをつくのはいかんよ!絵本作家長新太の原点となった作品。絵も描きおろした新編集版。2013/01/05
AKIKO-WILL
75
長新太さんの絵で王様が可愛い。王様がうっかりニワトリ小屋を開けたら大変な事に!まさかの最後の展開にウフフとなりますね。2016/02/27
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