出版社内容情報
ペルーの奥地で今なお古代インカ帝国の法を守り太陽神をあがめる末裔たち。前作で誘拐されたビーカー教授は、その太陽の神殿で生贄にされようとしていた。そしてタンタンたちも……。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キジネコ
28
南米の奥地、途絶えた筈の古代文明、インカの王国の系譜を守る一族の謎と、その秘宝の物語。タンタン一行はビーカーさんを連れ去ったインデイオの足取りを追ってジャングルの奥へ奥へと分け入っていく、そこで彼らの待つ運命は・・?って、誰かもコメントしてたけど まるでインデイアナ・ジョーンズの世界。実写版の映画は「なんか違う気が・・・」で観てないんですがタンタンモノとして やっぱり観とかないと、いいとか悪いとか言えないなあと、改めて反省です。シリーズスタートの舞台がソビエトだった、という話を今回初めて知りました。2016/04/19
Willie the Wildcat
21
日食かぁ。勇気、正義感、そして機転。インディオの子供を救ったのが、やはりタンタンらしさかな。無論、秘宝に纏わる探検も、今回の冒険の醍醐味。人と人の繋がりも楽しみの1つ。付け加えて、相変わらずの脇役の面々。特に双子のインターポール。忘れた頃に登場し、常に笑いを振りまく。船長とラマの”掛け合い”も微笑ましい!2012/11/25
うららん
17
『ななつの水晶球』のつづき。何者かに誘拐されたビーカー教授を助けにゆくタンタンとハドックとスノーウィ。途中インディオの子ソリーノを助け大冒険が始まる。今回も最後まで検討違いのデュポン&デュボンのコマが可笑しい。2016/11/14
イリエ
16
ドキドキの展開、描き方が独特で、やっぱり絵が可愛いっす。現代日本の漫画と比較すると、テンポが悪く感じられそうですが、全くそんなことはなく、惹き込まれます。船長がリズムを作ってくれているからでしょうか。リャマを追いかける船長の一言「やい こら まちやがれ 偶蹄目!」2024/03/30
なおなお
11
ななつの水晶球の続きの話。タンタンの勇気ある行動が思わぬ好機を生むのが面白い!そしてインカ帝国に囚われてからの危機一髪も爽快!最後の船長の仕返しには笑った。とてもいいオチ。2021/09/28