出版社内容情報
くまくんのお父さんはりょうしです。きょう海から帰ってくるのです。もしかしたら人魚姫をつれて? くまくんの友だちの動物たちの空想がどんどん広がっていきます。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
240
E.H.ミナリック 文、モーリス・センダック 絵。Little Bearのシリーズ(全5冊)の1冊。4話の連作短篇から成る。いずれも、くまくんが主人公。それぞれは短いながら、かなりしっかりとした構成で、短篇小説の体を成している。また、各キャラクターの造形も上手い。絵は比較的初期の頃のセンダックかと思われる。面白いのは、お父さんとお母さんは擬人化されているのだが、くまくんと他の動物たちには、表情以外にはそれがないところだ。不思議な抒情を喚起する絵。2025/08/15
chiaki
40
海に魚を獲るため、しばらく帰らないくまくんのお父さん。くまくんはいつか自分もお父さんのような漁師になりたいと夢を膨らませ、ふくろうくんと漁師ごっこをする『くまくんとふくろう』、2人の妄想海釣りが可愛い。帰って来る日には、「もしかしたら人魚を連れて帰ってくるかもしれない!」と。笑 それを聞いた雌鶏、アヒル、ねこは期待してやって来ちゃう表題作『かえってきたおとうさん』、とても微笑ましかったです♡他、『くまくんとしゃっくり』、『くまくんとにんぎょひめ』2021/03/31
♪みどりpiyopiyo♪
35
こんにちは、めんどりさん。いいことあるんだ。なんだかわかる? …おとうさんが、きょう、かえってくるんだ! ■なんだか嬉しいお話を読みました♪ ちいさなくまくんの日常を描いた ちいさなお話が4編。くまくんと、おとうさんとおかあさんと、お友だち。くまくんとお友だちの無邪気さも、おとうさん おかあさんの大らかさも、ゆったり心地よくて。■小さい子の日常って、ほんと こんな感じで、ちょっとした喜びや驚きに満ちて♡ みんな ゆっくりすくすく大きくなあれ☆ (1959年)2018/06/17
ヒラP@ehon.gohon
29
くまくんの愛らしいエピソード集です。 ひとりで魚釣りごっこをしたり、人魚と遊んだり、空想の世界を拡げられるのですね。 お父さんが帰ってくる日のお話と、しゃっくりがなかなか止まらないお話が素敵です。 お父さんもユーモラスなくまですね。2021/08/26
mntmt
26
センダックの絵がとても良かった。くまくんがふくろうとつもりごっこをしたり、しゃっくりが止まらなくなったり。ほのぼの系です。原題:Father Bear Comes Home2016/03/12