かがくのほん たまごとひよこ

ミリセント・Ｅ．セルサム/竹山博

福音館書店（1982/04発売）

• サイズ A5変判／ページ数 39p／高さ 21X24cm
• 商品コード 9784834003116
• NDC分類 K481

出版社内容情報

たまごは、どのようにしてひよこになるのでしょう。受精卵になるところから書きおこし、カラを割って誕生するまでの成長過程を簡潔な文章で描いています。

＜読んであげるなら＞5・6才から
＜自分で読むなら＞小学低学年から

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆうゆうpanda]

「どうぶつはたまごから成長します」「このたまごはかえるに～かめに～」「このたまごはいぬになります」冒頭のこの表現でまず驚かされる。受精のしくみ、控えめながら交尾の絵、胚の形は人間も似ていることなど、生真面目に描きながらひよこがたまごから孵るまでの21日間を説明する。無事に孵ったひよこのフワフワ感が絵の説得力を増している。解説が秀逸。「男女のつきあいのなかにある非合理性は将来もさまざまに変わるでしょうが、とき口としては合理性にかえらねばならぬことを、子どもが思いだすでしょうから。」圧倒的なサイクルの偉大さ。

2015/11/01

[鴨ミール]

これは、読み聞かせだと難しい。私も卵の中身がどう変わってひよこになるのかは知りたくない😥ごめんなさい。気持ち悪くなっちゃう。それほどよく絵がかかれているということです。あとがきの評論家松田道雄サンの言葉「教育は子どもの将来に役に立つであろうと思えるものを、十年も二十年も早く与えることです。中略。いまあたえたものが、将来どれくらいの大きさになってかえってくるのか、それともゼロになってしまうのか、いまわからないものに投資するのです。ですから、子どもの教育には、親は自分の決心でかかるしかありません。」

2025/06/07

[刹那]

くわしくたまごの仕組みがわかります。わたしもしらないことがありました(⊙ω⊙)

2015/07/31

[花林糖]

（図書館本）表紙の可愛いひよこに惹かれて手に取ったら、真面目な教育絵本で、ひよこが卵の中で成長する様子が詳しく描かれています。

2016/01/20

[Naomi]

おともだちが、お子さんに読んでいて興味深かったので、わたしも図書館で借りてみた。ふわふわそうな可愛いひよこの絵、内容はかなり深かった。おんどりの精子と、めんどりの体の中のたまごが一緒になる。そして、一日ごとの成長が描かれている。生命ってすごい！ 訳者 松田道郎さんのあとがきも深い。教育は株式投資に似ているって。

2018/01/18