出版社内容情報
おとなになることを拒否した少年ピーター・パンに連れられて、ウェンディたちは、人魚や妖精や海賊のいる島、ネヴァーランドへ飛んでいきます……。原書のさし絵を復刻した決定版。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ruki5894
11
新訳を購入したのを機に、実家から持ってきた。子供の頃に買ってもらったもの。新訳本と読み比べしてみる,「陽気で、むじゃきで、気ままなものだけがとべるのよ」(p307)これは石井桃子さんの訳がしっくりくる。あとがきもやっぱりいいね。2018/02/04
ツキノ
7
(E-139)ピーター・パンの話は抄訳を小さい頃に読み、最近、図書館で英語のCD付のものを借りたけれど、これも抄訳。はじめて全文を読んだ。でもウェンティが大人になってからのラストシーンがないとだめじゃん!と抄訳につっこむ。ばあやが犬だったり、子どもたちがいなくなり、考えるところあっておとうさんが犬小屋で寝泊まりしたり、と本筋と関係ないところがおもしろい。石井桃子さんの訳・解説もいい。2018/03/16
Shiori
6
ところどころ使われている言葉がわからないなぁと思ってしまうのはわたしの知識不足なのでしょうか?(笑)子どもたちが読んで想像できるのかなぁと思ってしまいます。ん〜、、、2016/01/09
凪
1
う〜ん…。これはあまり好きじゃないなぁ。子どもの持つ無邪気な残酷さというか…そういう負な部分を物語にした感じで…。ネバーランドに海賊がいて、ピーター・パンと殺しあいしてるのも謎だし。う〜ん…あまり子ども向けとは、思えないなぁ。2014/07/21
真尋
1
石井桃子氏訳。原作初版本の挿絵が同様に使用されています。漢字が減らされ大人も読みにくい仕様。古い言葉使いや直訳したのかな?って思うような文章で、内容も“殺す・カケス野郎・ツ○ボ”とやはり子供向きではないピーターパン。作品の遊園地のような夢に溢れたイメージが見事別物に上書きされていきます。しかし作品が作られているのが19世紀末、かのホームズと同じ時期ならば作品から薫る不気味さは妙に納得します。・・・リッパーもいたしね。2014/06/18