出版社内容情報
長い間、多くの読者に愛されてきた作品の新訳決定版。逆境にめげず、常に前向きに生きてゆく主人公ジュディーの快活なユーモア、純真な心は、永遠に読者の中で生き続けるでしょう。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
153
あしながおじさんというと私は10歳の頃に両親に映画館に連れていかれたことを思い出します。むかしは娯楽などは映画くらいしかなかったのでものすごく混んでいてカラーで見たことを覚えています。この童話も久方ぶりに読んでみると意外と短くて書簡形式であったとは思いませんでした。日記だとばかり思っていたのですが。2017/02/25
tamami
49
書名やあらすじは知っているが、つまみ読みでしか知らない作品は少なくない。本作もその一つ。訳者や版によるのだろうか、このシリーズは大変読みやすく、時代の雰囲気を味わいながらの楽しい読書の時間となった。舞台設定とストーリーの面白さにぐいぐい引っ張られる。一方で、百年以上も前にも、出自による教養・文化の差異が日常生活を営むのに影響を及ぼすという考えがあったことに驚くとともに、現代でもその解消に到っていないことを痛感する。作者が40歳を待たずして産褥に亡くなったことや、孤児院、社会主義者と言う言葉に時代を感じる。2021/12/15
刹那
15
むかーし、アニメで見たけれど、どんな話やったかあんまり覚えてませんでした。読んでみようと思いながら、なかなか手を出せずにいた本です。なんとなくオチは頭にあったので、えー!っていう驚きはなかったものの、いい話でした(´◡`๑)2016/11/18
シエロ
9
ジュディーの手紙は思わず、抱きしめたくなる。全てのメッセージに甘さと切なさが込められた等身大のジュディー。会いにこないあしながおじさんなんて、いないよね。どんな筆跡なんだろう。どんな便せんを使っていたのだろうと思いつつ、それでも、やっぱり言葉の色や味が心に残る。2018/10/24
ほっそ
7
「鷺と雪」の中に出てきた作品。私、学生の時に英語の宿題で読みました。楽しくって、日本語になったのまた読みましたけど、そんな昔の作品だったって、知りませんでした。2009/10/29