出版社内容情報
猿の顔が赤いのは、おおかみと泥棒が雨漏りを怖がったからだ、というとてつもなく愉快な昔話。見事な再話と色を抑えた骨太の絵からなる、第一級の昔話絵本です。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seacalf
53
カフェデッキ四冊目。これも相当おさない頃に読んだ貰った記憶が。この絵本の影響で、猿の顔面やしっぽの話をけっこう信じていた覚えがある。2018/11/05
anne@灯れ松明の火
41
読み聞かせ講座の課題。この世で一番怖いものは、ふるやのもり? 泥棒より、オオカミより怖いって、一体なに? 話は知っていたが、きちんと読んでみたら、面白かった。昔話、いいなあ。おはなしライブで読んでみたい。講座では、テキストだけで読んだのだが、やはり絵も見てみたくて、終了後、隣市に寄った。いろんな画家さんで絵本化されているようだが、先生オススメはこちらの田島征三さんとのこと。2019/11/11
gtn
37
「群盲象を評す」の説話を思い浮かべる。遠い昔より、ほんの一部の知識で全体を評価することを戒めているのに、現代人、特にマスコミや政治家は相も変わらない。2022/12/05
ぼんくら
36
【「瀬田貞二」生誕100周年】イベント♪なにより一番怖いもの、それはふるやのもり!という、素朴な昔話に、田島征三の土臭くて力強い絵がいい。あまもりにあわてて入れ物を手に走り回るじじばばの姿、ふるやのもりの出現に驚くどろぼうとおおかみの場面も、なんともいえない味がある。2016/04/23
メタボン
25
☆☆☆ なかなかに奇想天外なストーリー。ふるやのもりってそういう意味だったのか。絵はヘタウマすぎて好みではなかった。2016/03/05