出版社内容情報
石炭屋のくまさんは、毎朝馬車に乗って石炭を売りにでかけます。どかん! と石炭のはいった袋をおいて家いえをまわります。幼い子の共感を呼ぶ楽しい絵本。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
96
パン屋、牧場、郵便屋ときて、今度は「石炭屋」のくまさん。ずいぶん過酷な仕事を選んだものだと思ったが、石炭を掘り出す仕事ではなく、各家庭への石炭の配達/販売の仕事のようだ。パン屋や郵便屋のくまさんは、お客さんからプレゼントをもらったり、クリスマスに誘われたりなど、密な交流が魅力のひとつだったが、石炭屋のくまさんは、割と淡々と仕事をする派のようだ。どかん!どかん!と石炭袋の中身をお客さんの石炭置き場にぶちまけて、お金をもらったら、とっとと次の仕事に行ってしまう。そのそっけなさに好感が持てる。2015/05/09
♪みどりpiyopiyo♪
72
ぬいぐるみのくまさんのお話です♪ 洗濯屋じゃなくて石炭屋さんなのね。■「あるところに、せきたんやの くまさんが、たったひとりで すんでいました」 くまさんのお部屋 かわいい♡ ちいさなくまさんが 荷馬車にちょこんと座ってるの かわいい♡ お馬さんに「はい! はい!」って言うのも、ずんぐりとしたお馬さんも かわいい♡ ■働き者のくまさん。お家に帰って夜はゆっくり。石井桃子さんの優しく品のある訳も心地よくて。「これが、せきたんやのくまさんの おはなしです」(1948年 英国。1977年 石井桃子 訳)2018/02/21
ちえ
42
馬と荷馬車と石炭の入った小さな袋を(小さなって云うのが可愛い!)たくさん持っているせきたんやのくまさん。ベットはベビーベッドなのにビックリ!馬への「はい!はい!」というか声掛け、石炭を投げ込むどかん!という音。仕事が終わって家についてからのくまさん。馬のお茶ってどんなのかな?石炭を背中に乗せて運ぶのに、背中に鋲(?)がついたチョッキを着てるのが妙にリアルでした(^^)石井桃子さんの訳。2023/05/20
ぶんこ
42
今回は石炭屋さんのくまさん。馬と一緒に石炭を売りに行きます。ベッドがベビーベッドなのにびっくり。そして一人暮らし。重たい石炭を売り切って帰ると、お茶を飲んで絵本を読んで寝ます。うん、ご飯は?切なくなるようなくまさん。しかし、私が切ないと思うのは傲慢なのかな。2022/12/15
mug
41
石炭屋のくまさんの一日を描いた絵本。 読み聞かせてから大分 時間が経ち そういえば 「せきたんや ってなに?」 聞かれなかったなぁ🤔 と気付いた母😂 他のシリーズ本は わりとイメージしやすいお仕事なのに、 なぜ石炭屋なんだろう? 当時は身近なお仕事だったのかなぁ? …と、疑問がたくさん湧いてくる。 この答えがわかる本、ないかなぁ😳2022/10/23