出版社内容情報
アリのありこはおつかいの途中、道草をくったばっかりにカマキリにのみこまれ、そのカマキリはムクドリに、ムクドリはヤマネコに……。楽しいぐるぐる話が絵本になりました。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
56
いしいももこ作?へぇーこんな作品もあったんだ、と思って読んだ。繰り返しが面白い。言葉のリズム、小さいものから大きなものへ。大きなものから小さなものへ。物語の王道を行くようなお話だった。絵もよかった。2022/10/31
♪みどりpiyopiyo♪
50
ある日、ありの ありこ のおかあさんが、ありこに いいました。「ありこちゃん、これを おばあさんに もっていっておあげ。みちくさをくわずに、まっすぐいって まっすぐかえってくるんですよ」… ■あらあら? 何やら「赤ずきんちゃん」を思わせる始まり方です。ありこちゃん、無事に行ってこれるかな? ■カマキリ、ムクドリ、ヤマネコに…。ああ、良かった♪ 結果オーライ☆ 楽しいぐるぐるストーリーでした (๑`・ᴗ・´๑) (1968年)2019/10/25
papapapapal
45
やっぱり名作は何度読んでも面白い! よくある展開だけど、ほのぼのしたラストには思わずにっこり。ひと昔前のちょっぴり悪い言葉遣いが、現代の子どもたちに大ウケ。びっくりな展開を抽象的な絵で表すところも良い! 小さな子が読んでも分かりやすく、大人が読んでも面白い。個人的には…ありこが謝るところが特に好き♪2021/09/14
gtn
45
弱肉強食の世界も、見せ方次第でほのぼのする。2021/02/10
chiaki
36
お母さんにおばあちゃんへのおつかいを頼まれた蟻のありこ。お母さんとの約束も忘れて道草してしまい…!出くわすもの出くわすもの、だんだんと誰かに含まれていくのが可笑しいのと、そのやりとり、そして意外な解放のされ方がユーモアあって楽しい。行って帰ってくるような繰り返しあるおはなし、低学年さんにはウケそう~♡淡い絵もとても好みです。2020/12/06