出版社内容情報
ハナさんは町と森の境に住むひとり暮らしのおばあさん。玄関が二つもあってもてなし好きの家には、おかしなお客さんが出たり入ったり。空想の世界で思いきり遊べる、楽しいお話。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
町と森のさかい目にある、ハナさんの家には、おかしなおきゃくさんが、でたりはいったり。お茶とケーキのおまけつきです。ふしぎなこともおこります。みなさんも、さあどうぞ、おはいりくださいな。小学校初級から。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわこっこ
36
童心に返って読みたいと思い、借りてきた児童書。連れ合いが亡くなり、息子も結婚して、大きな家が必要なくなって、町から離れた森の入り口に立つ、赤い屋根の小さな家に引っ越します。その家には、玄関が二つあって、一つは町に向いていて、もう一つは、森の方に向いています。ちょうど森と町の境目に立つ家の境目婆さんになりました。名前は、ハナノハナさん。引っ越した新しい家には、一風変わった、お客様が訪れます。🙇🏻 山ばあさん、おばけの子、アフリカ屋さん、夜のまっくろくろと、ひとり暮らしのハナさんは、寂しくありません。2023/04/10
海(カイ)
15
【図書館】ハナさんは町外れの森の入口に建っていた赤い屋根の小さな家に引っ越しました。その家に遊びに来てくれるお客様は、ちょっと変わっているのだが、角野栄子さんらしく、クスッと笑ってしまうような、お話でした。2018/01/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
隣町の図書館で、地元の1年生親子に遭遇。もっのすごく目をキラキラさせて「ねぇねぇ、芽ぶっくさん!面白いおはなしだよ、知ってる?怖くないおばけとか、怪獣とかがおばあさんの家にくるの!あと、本当は生きてないものが、生きてるんだよ!セーターとか生きてるの!ねぇ知ってる?」「まだ読んだことなかったわぁ」「読んでごらん!絶対面白いから!」この会話、返却カウンター前です(笑)彼女がおすすめしてくれた返却された直後の本を借りました。別れ際「どんなふうに面白いかは…読めばわかるhahaha」といつものセリフ取られました!2020/03/24
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
9
街と森の境目に住み始めたハナさん。ハナさん宅には色んなお客さんが訪れます。しかしどんなお客さんでも偏見を持たずに、よろこんで貰えるように素敵な「おもてなし」をします。あー、私もハナさん宅に行って、美味しいケーキと楽しいお話がしたいなぁ。2015/12/31
NakaTaka
7
森と町の境目に引っ越したハナさん。森からと町からのお客様を待つ。山姥やおばけや様々なお客様。楽しい。何があっても前向きポジティブなハナさんに脱帽。1987年初版で、おもてなしという言葉が出てきたのが目に止まった。2022/12/25