内容説明
ヒラヒラと空にまうちょうだけがちょうじゃないよ！ぼくらとちがって、偉大な変身。…その真実のすがたをみてみよう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リリー・ラッシュ
31
子供たちが幼かった頃通った､実家近くの図書館で借りました｡幼かった我が子達と初めて読んだ頃､私は虫の卵､幼虫､サナギ､全て苦手でした｡でも､この絵本に出会い､その感覚が全くなくなったのが不思議でした｡卵も幼虫もサナギも､そしてもちろん成虫である蝶にも､美しさを感じるようになったんです｡この絵本に出会った直後に見たアゲハ蝶の幼虫の美しさに感動した感覚は､今でも忘れられないです｡手元に置いておきたいのに､もう廃盤になっているようで残念｡図書館にまだ蔵書があって､嬉しい｡いつか古本で手に入れたいと思ってます｡2021/08/13
すぱちゃん
9
日本を代表する蝶64種の卵、幼虫、蛹、成虫を優しい色調のスケッチで図示した絵本です。それぞれの観察される季節や特徴などが記されてます。また、カラスアゲハを例に卵から幼虫、蛹、成虫へと変態する様子も描かれてます。私も幼少の頃、アゲハチョウを飼育して羽化を観察し、とても感動した思い出があります。小さな生き物たちが住んでいる環境が身の回りにある重要性を今も感じてます。子ども向けの絵本ですが、科学的にきちんとした一冊でした。2020/02/06
かっぺ（こと悩める母山羊）
8
★★★4歳 子供が図書館で選んだもの。様々な種類の蝶の卵、幼虫、さなぎ、成虫が見開きにずらっと並べてあるので、種類ごとの違いが分かって、こういうのもいいなと思いました。卵の形もいろいろあって、よくよく見てみると美しいです。しかし、実際ブツブツっと並んでたりするとぞっとするんだけどね。2014/10/21
サウスムーン
7
チョウの学習をする3年生の先生おすすめの本。卵→幼虫→さなぎ→成虫とページが進んでいきます。それぞれのページにはモンシロチョウやアゲハチョウなど色々な種類のものが載っているので、比較するのに大変使いやすいです。チョウの卵といっても似ているものから色も形も全く異なるものまで色々。丁寧なイラストですし、興味深く見る事ができます。古本を探さないと手に入りませんが、手元に置いておきたい1冊。2015/05/31
のん＠絵本童話専門
2
６４種類の蝶が図鑑的に並べられています。身近な蝶が入っているので、日本の蝶なのかな？（よく出会うツマグロヒョウモンが入っていないですが）一つの蝶の変身の過程を横に並べるのではなく、卵は卵、幼虫は幼虫、さなぎはさなぎ、成虫は成虫と、形態ごとに並べられているので、ほかの蝶と色や形など比較しやすくなっています。また、その並べ方が整然としていて、控えめで丁寧な絵も相まってすごく美しいなと感じます❤いつも網と虫かごを持って成虫や幼虫を探しているくらい蝶が好き！イモムシ図鑑も今度読みます^^2021/05/23
