内容説明
大雨でおきた洪水の中から、まりーちゃんはおばあちゃんと動物たちを救出します。フランソワーズ・セニョーボの「まりーちゃん」シリーズ。
著者等紹介
フランソワーズ[フランソワーズ][Seignobosc,Francoise]
1897‐1961。南フランス生まれ。コレージュ・セビニエでドローイングやデザインを学び、のちにパリの出版社でイラストレーターとして働く。それがきっかけとなり、ニューヨークのスクリブナー社で仕事をするようになる
きじまはじめ[キジマハジメ]
本名・木島始。1928‐2004。京都市生まれ。東京大学英文科卒業。1991年に法政大学教授を辞すまで英語教師生活をおくる。詩、絵本、戯曲、小説、エッセイなど幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
22
淡々と描かれているけれど、大洪水のお話です。 大洪水の中で、まりーちゃんは大活躍しました。 家族も動物たちも無事だったのですが、もっともっと大変だったことを描いていいのに、何だか不思議な落ち着きようには、ちょっとビックリしました。 洪水の後始末が終わったら、みんな元気で遊び回って欲しいですね。2020/04/03
gtn
21
お前は大丈夫と決めつけられ、大雨の中、木の枝に取り残されてしまった鶏。めでたしめでたしと物語を締めくくっているが、女の子は鶏の気持ちを考えたことがあるか。2021/02/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
19
水害が続く近年にピッタリな本だとは思っても居ませんでした。避難についても子どもに分かりやすく描かれています。ボートで救出される状況にはなりたくないけれど、もしも…と物だけではなく、心も準備しておくことは必要ですね。2020/08/22
たんぽぽ
17
図書館面出し展示で、小さい頃、岩波子どもの本で読んだまりーちゃん、ぱたぽんの姿が目に入る。おおあめ版もあったんだ。ほのぼの温もりのある絵柄ながら、起こっている出来事は災害級で、その中、あひるのまでろんが大活躍。大水がひいた後の見開きページは、おひさまきらきら、明るい色彩で喜びに溢れている。村の大掃除では子ども達がお手伝い。災害の割に落ち着いたトーンで、作者は洪水をよく経験していたんだろうかとも感じてしまった。この時季おうちで読むと、憂鬱な気持ちを明るくしてくれるかも。2022/06/14
ume 改め saryo
15
『 あひる 』さんが ぽちっと いると和みますね(笑)(^^) 可愛いイラストだけど、どんどん大変なことになっていって、ちょっと心配しましたが、ラストに向かい色彩が明るくなって、ホッと一安心で ふわぁーーーとした気持ちになれました(^^)/2012/06/25