かがくのほん ある池のものがたり

三芳 悌吉【作】〔ミヨシ/テイキチ〕

福音館書店（1986/10発売）

• サイズ A5変判／ページ数 47p／高さ 23X31cm
• 商品コード 9784834001150
• NDC分類 E

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく]

100年以上前、荒れ地にやってきた神父一行が教会を建てた。窪地に井戸を掘ると水が溢れ池が出来た。その池を中心に町の歴史が綴られています。新潟県で実際にあった町の話。　【第10回　絵本にっぽん賞】　12分

2023/08/01

[たかはし]

ときの流れを感じて少し物悲しくなる。そして絵が素敵。かつてこの池に触れて過ごしていたという作者の愛を感じる作品。

2019/07/07

[あわ雪]

ある池の記録。作者の子どもの頃には、たくさんの生き物がいた。池はいつか自然になくなってしまうものらしい。1ページずつていねいに水彩で描かれている。川でも魚や亀や鴨がいるけれど、つぶされてしまう。この本は古いので私の学校では廃棄になるだろう。自然を残していくこと、それが叶わぬならせめて記録することが大事なんだと思った。

2021/09/29