出版社内容情報
今もどこかの森の片すみで続けられている大自然の営み。そのきびしさが、正確に、しかもユーモアを交えて、きつねとねずみの短い会話の中にこめられていて、幼児の心をとらえます。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
122
きつねと遭遇したねずみはつくっていた巣穴に潜り込んだ。きつねはまちぶせしたり穴を掘ってみたり。お互い子供を抱えて。そんな自然界の至る所で繰り広げられる営みに、リズム感を重視した素朴な言葉を当てはめてみたようなストーリー性は希薄で表現志向な絵本。訳者の言葉選びのセンスはかなり詩的だし、山田の温かく擬人化の節度を効かせた作画は世界観に豊かな生命力を与えている。雄同士の会話だとして違和感を持つ(注: ネズミの雄は子育てをしない)読者もいるらしいが、雌の口調としても通せるニュートラルな言葉選びなので私は感じない。2024/07/13
HIRO1970
47
⭐️⭐️⭐️子供と一緒に読みました。2016/02/06
どあら
37
図書館で借りて読了。いつ狐に食べられちゃうかもと、ドキドキしながら読みました🦊🐭2021/05/30
ヒラP@ehon.gohon
26
特段ひねりがあるわけでもなく、お話も絵もシンプルなのに、妙に心に残る絵本です。 ねずみの利発さが光ります。きつねの愚鈍さも笑えます。 きつねに学びはないのかな、などと考えると、何かを揶揄している作品かも知れないなと思えてきます。 たくさんの動物物語を書いている作家だからこそ書ける作品かも知れません。2021/03/04
ヒラP@ehon.gohon
24
事業所で読み聞かせしました。2021/02/19