出版社内容情報
野ねずみのぐりとぐらは、森で大きな卵を見つけました。お料理するのが大好きなぐりとぐらは、さっそく大きなカステラをつくりました。残った卵のからで何をつくったでしょう?
圧倒的人気の絵本です。
あかちゃん・幼児
著者等紹介
なかがわりえこ[ナカガワリエコ]
札幌に生まれた。東京都立高等保母学院を卒業後、保母として働くかたわら、児童文学グループ《いたどり》の同人として創作活動を続けた。現在は著作に専念している。1962年出版した童話「いやいやえん」(福音館書店刊)は、厚生大臣賞、NHK児童文学奨励賞、サンケイ児童出版文化賞、野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞した。東京在住。
おおむらゆりこ[オオムラユリコ]
東京に生まれた。上智大学卒業。童話「いやいやえん」「かえるのエルタ」「らいおんみどりの日ようび」のさし絵、絵本「ぐりとぐらのおきゃくさま」「そらいろのたね」など、実姉中川李枝子さんとのコンビの仕事が多数ある。楽しいさし絵は、日本の子どもばかりでなく外国でも高く評価され、「そらいろのたね」や、この「ぐりとぐら」はイギリスからも出版されている。東京在住。
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
477
遅ればせながら中川李枝子氏追悼の思いを込めて、何度目かの再読。この第1話は、大きな玉子焼きを作るお話。どのページもほんとうに楽しそうだ。お話はいつもシンプルそのものだが、そこに絵が加わることで幸福感が生み出されてくる。カステラの匂いにつられて集まってきた動物たちは全部で21種類。みんなの顔も幸せそうだ。この絵本と共に育ったという人たちも大勢いることだろう。「ぐりとぐら」は、みんなの幸せを願って描かれた絵本である。2024/10/31
Aya Murakami
332
地元の銀行の待合室にて。 大勢で食事するのは楽しいですね。おしゃべりしながらだと尚の事。 調理過程の試行錯誤っぷりもナイスでした。2018/10/09
HIRO1970
287
☆★☆子供の頃、夢中で読みました。食べ物だからかな~。2004/01/01
小梅
267
久しぶりに再読。カステラ美味しそう(@ ̄ρ ̄@)2015/11/25
やすらぎ
240
いつも一緒で仲良くて料理が大好き。中川李枝子さんと山脇百合子さんの姉妹がこの世に生み出してくれた、ぐりとぐら。姉が物語を作って、妹が絵を描く。二人がぐりとぐらのよう。大きな卵が落ちていて、すぐにどう調理しようか考える愉快さ。私もカステラがいいなと思ったら、物語はその展開になってうれしくなった絵本。印象的なのは、「ぐら」が鍋の蓋を開けたときに、天に向けてガッツポーズする「ぐり」の可愛さ。美味しくできると笑顔になれるね。香ばしさが漂い、森のみんなが集まってきて分け合う、大切にしたいことがたくさん詰まった絵本。2024/10/19