出版社内容情報
山の草をたべて太ろうとする3匹のヤギと、谷川でまちうけるトロル(おに)との対決の物語。物語の構成、リズム、さらに北欧の自然を見事に再現したブラウンの絵、完璧な昔話絵本です。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
1 ~ 1件/全1件
- 評価
マージの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
491
原話はノルウェーの民話。絵はマーシャ・ブラウン。この人はたくさんの絵本を残しているが、代表作はやはりこの「がらがらどん」だろう。訳は瀬田貞二。原題の"THE THREE BILLY GOATS GRUFF"(3匹の不機嫌な子ヤギ?)を思い切って「三びきのやぎのがらがらどん」としたところが成功の秘訣だろう。絵本としての成功はなんといってもマーシャ・ブラウンの表情豊かな絵。内容はいたって単純なのだが、そここそがいいのだろう。「おおきいやぎ」が登場しただけで子どもたちは、もう大騒ぎ。大暴れでトロルをやっつける⇒2023/07/04
小梅
212
調剤薬局での待ち時間に絵本があったので、懐かしく読みました。2017/09/11
れみ
198
図書館内で読了(1)三匹のヤギがらがらどんと谷川の橋の下に住むトロルのお話。3回出てくるヤギとトロルやり取りにリズムがあるのが良い。それにしても大きいがらがらどんがめちゃくちゃ強いなあ^^;久しぶりに読んだけど、がらがらどん同士ではいつも小さいとかにばんめのとか大きいとかを付けて呼び合ってるんだろうか?というどうでもいいことが気になった。2015/01/24
KAZOO
182
面白い話でノルウェーの話とは言いながら何か日本の昔話のような感じも与えてくれます。椎名誠さんの書評を集めた本にも載っていました。 絵がそんなにうまいとは感じないのですが素朴ないい味で色合いもいいと感じました。トロールというのは北欧の怪物なのでしょうね。2016/07/29
紫綺
180
なかなかワイルドな絵、そして内容もワイルド。ノルウェーの昔話ということは、教訓めいた意味が含まれているのだろう。欲張るとロクなことが無い・・・という戒めだろうか。2013/04/27