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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
341
原作はトルストイ。もっとも、原作というには、あまりにも民話そのものといった風情だが。絵は、邦訳版だけでも何種類もあるようだが、本書は旧ソ連のユーリー・バスネツォフによるもの。全体にやや暗いトーンだが、それもまたロシアらしくていい。また、登場する「おんなのこ」が、あまり可愛くないところも。そのくせエゾリス(?)は愛嬌があったりもする。くまは3頭ともなんだか不愛想。単純きわまりないお話なのだが、なんとも不条理なような最後が、これまたロシアっぽくていい。2023/05/27
greenish 🌿
72
【Casa BRUTUS 読み継ぐべき絵本の名作100】№020 森で道に迷った女の子。お散歩中の3びきのくまのお家に入って、食事をしたり、眠り込んだり。そこに3びきが戻ってきて・・・ ---文豪・トルストイの文に、バスネツォフの絵。森の木々や草花、スープのおわんに木のおさじ。異国情緒溢れる絵が素敵。お父さん・お母さん・子どものくまをロシアの名前で繰り返し呼んだり、スープ・いす・ベッドの大・中・小をぜ~んぶ試してみたり、音も動作もコミカルで愉しいですね。 でも・・・飛び出しちゃってダイジョウブ?2014/01/23
夜長月🌙@読書会10周年
67
宇宙学の本「人類、宇宙に住む」を読んでいたら学術用語として「ゴルディロックスゾーン(童話「三匹のくま」より)」と出てきたので読んでみました。読書会でこの話をすると経済学や工学でも使われるとか。生命体の存在する惑星と太陽の位置関係がこういう広がりをみせるとは思いもよりませんでした。2020/01/25
yomineko@ヴィタリにゃん
61
読み友様からのご紹介本です📚有名なお話でトルストイ作ですが原作はイギリスらしく、彼がうまく纏めて世に広めた様です😊熊はロシア人男性が大好きな動物でオリンピックのマスコットやらもう色々と使われています。大きくて毛むくじゃら!は自分もこうありたいという願望?熊さん達の大きくて綺麗なおうちは素敵だけど危険がいっぱい☢☢☢2023/06/13
二条ママ
57
3歳0カ月。読んでる時、娘がじっと聞いていた。帰ってきたくまさんたちが女の子をみつけ、喜んで、友達になって、いっしょに遊ぼうというハッピーエンドタイプの絵本ばかりだった娘が期待して最後まで聞いたようだ。でも、怒られて、追いかけられて、大人から見ると当たり前のような話だが、娘には初めての「友達にならなかった」タイプの絵本だ。「おもしろい絵本か」と娘に聞いたら、「うん」と小さい声での返事。絵は素敵。くまさんの名前がうまく読めない。2014/03/26
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- 師・安田理深論