出版社内容情報
小さな機関車ちゅうちゅうは、ある日かってに逃げだして事件をおこします。子どもの冒険心にぴったり合った物語の展開と、ダイナミックに描かれた機関車が子どもの心をとらえます。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
332
アメリカの絵本作家バージニア・リー・バートンの作。機関車好きの長男アリスのために製作されたらしい。1937年の出版だから、もはや古典的な絵本の1冊。お話は機関車のちゅうちゅう(今では旧モデルの小型機関車)の冒険と帰還を描くもの。人間たちの態度は豊かで余裕のあるアメリカを感じさせる。絵は表紙の見開き以外はさすがにモノクローム。太く力強い描線とシャドウで描かれる。原題も"CHOOーCHOO”だが、これは幼児語で汽車のことだろう。由来はおそらく擬音語で、日本語でいえば「シュッポシュッポ」という感じか(推測)。2024/06/13
らったった
102
やっぱり独りは寂しい(^^)でもたくさん迷って悩んで、自分のあるべき場所へ帰って来る。時たま、大事なことを教えてくれます。また、読みます(*^^*)2014/07/17
♪みどりpiyopiyo♪
93
普段 絵本の話とかした事のない意外なお友達が「ちゅうちゅう 大好きだった!」って言ってたので読んでみたくなりました♪ ちゅうちゅうかわいい♡■小さい頃はこわがりで画面の暗い絵本は避けてたけど、木炭画かな?白黒の疾走感のある絵とお話に引き込まれます。■子供って やってみて納得することありますよね。機関士さん達がとても心配してたのに叱らずにいてくれるので安心しました。子供に冒険は必要だものね♪ ■作者は「ちいさいおうち」のばーとんさん。原著の初版は1937年。今の子たちには昔話の様に感じることでしょうね(→続2016/06/14
kaizen@名古屋de朝活読書会
87
白黒の機関車は,いかにも無骨です。傾いている姿は,いかにも走っている感じです。絵だけでも十分楽しめます。2008/09/28
☆よいこ
71
重い客車や貨車なしで自分だけで走ってみたいと思っていた機関車、ちゅうちゅうはいきなり走り出した。調子に乗ってたら止まれなくなって、大変なことになってしまう。▽教室から逃げてきた多動児に読み聞かせ。自分で選んで持ってきたんだよ、ナイスセレクト。読み聞かせ中は集中するんだよね、いつでもおいで。2018/11/15