内容説明
“天下の台所”を支えた流通は運河である。江戸時代、大阪人は淀川から水をひきこみ、東西南北に水路を開削した。これにより大阪の中心部は運河という人工の“水の道”で全国津々浦々とつながった。この知恵。この行動力。かつての大阪人にはそんな偉大さがあった。
目次
第1章 講談 水都大阪盛衰記
第2章 大阪の橋と都市の発展
第3章 物見遊海―観光都市大坂
第4章 中之島、土佐堀川、堂島川―舟運と鉄道の盛衰記
第5章 川口港とその周辺―川口外国人居留地と文化
第6章 戦前期の大阪港―風水害と内港化計画
資料編
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- 和書
- 経済制裁と戦争決断