内容説明
島での平凡な日常生活が、これほど新鮮にみえるのは、なぜなんだろう。写真界に久々登場した、偉才が、離島で暮らす人々の日常を活写した。
目次
漁師の船から
集落に咲くハイビスカス
登校途中、朝から日差しが強かった。
透き通る海の向こうに大神島
サトウキビの苗取り作業
畑仕事の後
下校途中の夕涼み日没は２０時頃
日が沈むまで静かな裏通り
北海道出身の沖縄民謡歌手
潮風が吹き抜ける厩舎〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
deerglove
1
屋久島で「海に囲まれた島は一つの共和国、王国に見えた」という経験をした百々氏。私も一度現地に赴いたことがありますが同感です。一見、何気ないスナップ写真のようにも見えますが、「人々の出会いから新しい発見をもって帰って」くる試みは見事に定着しているようです。「新年を島外で迎える」八丈島の可憐な少女、「下校途中たくさん話をした」礼文島の少年の姿は忘れられない印象となりました。2015/12/25
