内容説明
国際通貨制度とは、国と国との間の金融的関係を支配するルールと慣習である。本書は、アメリカの通貨政策に深くかかわってきた著者が、金本位制やIMF制度の基礎的知識から為替レートの調整問題、そして通貨制度の将来展望までを論じた基本的文献である。
目次
第1章 国際通貨制度の選択
第2章 金本位制―史実と展望
第3章 国際通貨制度とグライディング・パリティ
第4章 変動相場制度―1973―1980
第5章 国際収支の調整過程
第6章 変動相場制度に対するIMFの監視
第7章 ユーロ・ダラー、準備通貨としてのドル、国際通貨体制の非対称性
第8章 ドルの将来
第9章 SDRの将来
第10章 1980年代の国際通貨体制
第11章 IMF―世界の中央銀行への進歩
第12章 未来通貨制度