内容説明
現在の大きな課題である税制改革をはじめ、社会のあらゆるレベルにおけるルールの決定に際して問題になるのが、効率性と衡平の問題である。本書は、「公害と規制」「交通事故と保険あるいは罰金」「契約違反」など、個の法制度や社会ルールが経済活動にどう影響するかを解かりやすく解説している法律学と経済学の学際的な分野の入門用テキストである。
目次
効率性と衡平
コースの定理
不法妨害法
契約違反
自動車事故
危険負担と保険
契約違反再説
自動車事故再説
法施行
競争市場
環境汚染規制
製造物責任
効率性と衡平―再考