内容説明
本書は、話題となった外国企業による日本企業の買収のほとんどに関与してきたM&Aの専門家が解説する、失敗しない国際契約交渉のコツである。本書を読むと、契約ひとつに隠された落し穴の多いことに驚かれることと思う。何ごとも上手くいっているうちはいい。しかし、何かでつまずいたとき、国際契約では、大きな落し穴が口を開くことになる。ここを押えておかないと、必ず泣きをみるというポイントがある。日本の常識は、海外では通用しないということを肝に銘じる必要がある。
目次
プロローグ―日本企業の国際契約は7割が失敗している
日本人は契約の怖さを知らない―こんな契約の仕方ではトラブルが起きないはずがない
単語ひとつに潜むこんな落し穴―知らなかったではすまされないキーワード、キークローズ
交渉で優位に立つこんな方法―誰も教えてくれなかった契約の戦略テクニック
有利な契約書はこうして交わす―あとあと後悔しないパターン別契約書作成のコツ
有能な弁護士をどう使うか―アメリカの弁護士との賢いつきあい方