内容説明
いま、地下空間に熱い視線が注がれている。中央官庁、ゼネコンなどから実に多様な大深度地下利用構想が提案され、ジオ・フロントブームを引き起こしている。この機会をとらえて、ジオ・フロント開発に伴う技術開発、諸構想、地下空間開発の現状などを、一般読者向けにわかりやすく記述した本書は、総合的な視野で、広汎なテーマをとりあげているが、特に、ジオ・フロント開発と東京一極集中の関連が明白に言及され、東京圏におけるジオ・フロント開発のあるべき姿を提示している。
目次
第1章 なぜ地下構想なのか(「東京プロブレム」を明らかにする7つの視点;ますます顕著になる東京一極集中 ほか)
第2章 多彩な地下空間利用の展開(地下街開発の方向;地下の鉄道交通の現況;ますます重要となる地下ダム、地下河川;地下の貯蔵施設はどうなっているか ほか)
第3章 ジオ・フロント構想と技術開発(次々に提案される大深度地下利用構想;ジオ・フロント構想を支える技術開発;地下調査技術の進歩 ほか)
第4章 提言―21世紀の地下都市をめざして(業務核都市構想からの東京地下構想;東京地下構想への提言 ほか)
-
- 洋書
- DELIVRANCE