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内容説明
「海軍研究所の機密が漏れている!すぐ現地に行って調査してくれ」深夜、ロークは上官のヘンドリックス中将からの電話を受け数時間後にはサンディエゴに飛んでいた。海軍情報局の特殊捜査官ローク・マッキンリー大佐のマークする人物はドクター・ジュリエット・プレンティス―研究所に勤務する四人の海洋生物学者の一人で、彼女には犯行の有力な動機がある。ロークはコンピュータ技師という肩書で研究所に入りこむ。ウェットスーツに身を包み、イルカを使った実験に取り組む美しいジュリエットには、背信行為の影などみじんも感じられなかったが美しさと裏切りが無縁ではないことをロークは苦い経験から知っていた。彼はあくまで冷静にジュリエットに近づき、真相に迫ろうと決意する。それにしても気になるのは、彼女が常に連絡をとっている謎の男の存在だ。ピーターとは一体何者だろう?彼女の単なる恋人なのか、それとも…。