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内容説明
マギーの夫トムが何者かに撃ち殺された。―“アイザック”という謎の言葉を残して。優秀な新聞記者だったトムは、ソ連に国家機密を流しているスパイを追っていた。そのコードネームが“アイザック”。どうやら折りからのソ連との会議に臨む経済協力委員会のメンバーの一人らしい。マギーはトムの残した取材ノートを手に、会議の開催地ジュネーブに飛んだ。政務次官である義父グラントの連れとして。委員会のメンバー四人は、いずれも国際的な科学者、経済学者だが、メンバー間にはなにやら確執の気配が。そしてそれぞれに思惑ありげだ。この中の誰が“アイザック”なのか―真相を探り始めたマギーの前に現れたハンサムなサム。旧友の新聞記者アン、それにサムの同僚のコーキー。マギーに言に寄るメンバー、襲いかかる暴漢、亡き夫にまつわる女性の影…。心惹かれるサムはCIAのエージェント?深まる謎に苦悩するマギー。疑惑が交錯する中、“アイザック”のソ連亡命の日が迫ってきた…。