- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
三年前、冬のサンタバーバラ港で、幼いクリスは母親を失い、クリスの父デイヴィッドは妻を失った。その年、二人にクリスマスはやってこなかった。三年後の冬、同じ港で、父子が生活の拠点としている船“スカイ号”に一人の新しいクルーが加わった。大学を卒業したばかりの新米海洋生物学士、ジーン・ヤングが。若い女性であるというだけでチャンスが巡ってこず、港にいる船の船底掃除のアルバイトに甘んじていた彼女は、海洋開発研究所の所長であるデイヴィッドのクルーとして調査クルーズに参加できる幸運に舞い上がった。しかし、ジーンはいつしか専門の鯨の調査よりも、謎と憂いを秘めたデイヴィッド父子のほうに強い関心を抱き始める。デイヴィッドから笑いを、クリスから言葉を奪った本当の理由って…。そしてクリスの母親の名前に由来する“スカイ号”は船出した。