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内容説明
アンドリュー・ジョシュア・ウォーレス。シドニーを助けてくれた男性は確かにそう名乗った。でも、今目の前にいる男性はアンドリュー・トラヴィスだという。体つきといい、顔といい、なにからなにまでジョシュアそっくりなのに。新聞記者をしているシドニーは、取材先に車で向かう途中、道に迷って夜になってしまったうえに事故に遭い、立ち往生していた。そのとき、シドニーを助けてくれたのがアンドリュー・ジョシュアだった。その後、彼女は警察に無事保護され、病院で治療を受けたが、医師も看護婦も、自分を助けてくれた男の話を信じてはくれなかった。彼女は事故現場付近の道をさ迷っているところを見つけられたのだと…。ところがアンドリュー・トラヴィスはさらに奇妙なことを話し始めた。「アンドリュー・ジョシュアはぼくの曽祖父だ。だが、彼は一八七六年生まれで、九十三年も前に亡くなっている」シドニーは体が震えだした。するとわたしが会ったのは…幽霊。