- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
ビルには気になる女性がふたりいた。ひとりは、同じコミュニティ・カレッジで演劇を教えているセーラ。ビルは彼女の家に間借りしていて、文字どおり一つ屋根の下の生活だ。そのうえ彼女は、元女優でオスカーをとったこともあるほどだ。そんな女性を気にしないでいられるわけがない。もうひとりは、今この町を騒がしている“やさしい復讐者”。女性をないがしろにした男ばかりに仕返しをする犯人だ。私立探偵のビルは、被害者のひとりである市長に調査を依頼されていた。唯一の目撃者の証言によると、犯人は黒い服の若い女性だったという。そういえばセーラも犯人のような黒い服を持っているし、行動にも不審な点がないとは言い切れない。被害者の中に、元の義理の兄がいるのも気にかかる。いずれにしても、ビルはセーラからどうしても目が離せないのだった。