- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
ジルの勤める法律事務所では、朝から雀たちがさえずりっぱなし。無理もない。バークが一年半ぶりに戻ってくるというのだ。もう立ち直ったのだろうか、あの悲劇の事故の痛手から…。バークは所長の息子で、ジルの頼もしい同僚だった。自動車事故で、同乗していた最愛の妻を死なせ、お葬式の日の彼はまるで脱け殻のようだったけれど…。早く元気になって、また昔の雄姿を見せてほしい。そして、彼は復帰してきた。以前と変わらず魅力的ではあるが、その目は地獄を見てきたことを物語り、少しやつれた感じがした。ジルは、バークの復帰後の初仕事に彼と二人で当たれとおおせつかった。なんと、いま注目の的のストローカー訴訟だ。気合充分、張り切るジルに、バークはにっこりほほえんだ。あら、彼の笑顔って、前からこんなにすてきだったかしら…。