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内容説明
思えば初対面のときから、わたしはこの奇妙な絆を感じていたのだ。カリブ海に浮かぶある島でのコンドミニアム建設で一緒に仕事をすることになった、マットとの間に。その島には彼の別居中の妻と、一人娘が暮らしている。マットは娘の近くにいたいがために、この仕事がしたかったらしい。ところが、互いに紹介されたその夜、思いがけない事態に。ダイビング中の事故で彼の妻が命を落とし、娘も危篤だという。マットと共に、カーリーは島へ飛んだ。彼の精神的な動揺が、カーリーにびりびりと伝わってくる。信じがたいことだが、彼の気持ちに感応しているのだ。そしてまた、彼のほうもカーリーとの心の結びつきを感じていた。やがて、二人は得体の知れない不気味な陰謀に巻き込まれていく。が、心を分かち合っていることが、二人には大きな支えだった…。



