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内容説明
カレンがはじめてライアンに会ったのは雨が降りしきる7月の午後だった。ブロンドの髪を乱した彼の大きな姿は彼女を怯えさせた。14歳のときのあのいまわしい記憶がよみがえる。あれ以来、カレンは男性に恐れを抱いてきた。そして9年前に母と別れた父には憎しみを…。北極でエスキモーの考古学調査をしているその父に会いに行ってくれとライアンは頼みに来たのだ。「なぜわたしが行かなければならないの?」激しく拒絶したものの、カレンの心は決まっていた。彼女ははじめて恋をしてしまったのだから。しかし、ことばもわからない地の果てでカレンを迎えたのは父の冷たい目だった。