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内容説明
父がカリブ海のリゾートに来たと聞いて、クレアはあわててあとを追ってきた。父は足を洗ったはずなのに、泥棒稼業をまた始めようとしているのだ。早くやめさせなければ!だが肝心の父親はなかなか見つからず、そのかわり行く先々で、クレアは一人の謎の男と出会う。北極の氷のような目をした男、危険な香りを漂わせ、見ているだけでセクシーな気持にさせる男。こんなに何度も会うなんて、とても偶然とは思えない…。そして夜になり、クレアはついに父とおぼしき人影を見た。屋根から、いくつか向こうの部屋のバルコニーへと飛び下りたのだ。なんとかしなければと思ったクレアは、手すりによじのぼり、必死で隣のバルコニーに飛び移った。さらに先に飛び移ろうとしたとき、部屋の中から人が出てきた。それもよりによって、あの男が!どんな言い訳したらいいのだろう…。すると彼が言った。「こんな危ないことまでして、ぼくに会いに来てくれたのかい?」。