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内容説明
子供たちのために台所でブラウニーを焼きながら、ケイトは憂鬱だった。明日からかわいいデイビッドとメアリーが別れた夫のもとで過ごすために6週間もシアトルへ行ってしまうのだ。こんなときはアルコールに頼るしかない。彼女はワインに手を伸ばした。離婚してからというもの、体重は7キロもふえ、身だしなみもすっかりかまわなくなってしまっている。ケイトが自己嫌悪に陥ったちょうどそのとき、呼び鈴の音が響いた。ドアを開けると、街灯を背にぼんやりと男の姿が…。もしかして、もう何年も会っていない義理の弟プロディ?なつかしさと寂しさのあまり、ケイトは彼の腕の中にとびこんだ。