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内容説明
インディアな州ニューカッスル郊外、クエーカーの農園主の次女、クリスティーン・ブリックは、村一番の美しい娘に成長した。澄んだ青い瞳に輝く金髪。そして強い意志の持ち主だ。そんな彼女を、子供のころから見守ってきた好青年がいる。ジェイムズ・ワレン。資産家の息子で、男らしくハンサムだ。ジェイムズは、池で溺れかけた幼いクリスティーンを、不思議な直感で助けたことがある。また二人は、夏の日、丘の上のゴールデン・レインツリーを揺らしては、金色の花びらの雨を降らせて、よく遊んだものだった。こうして二人は、ずっと互いのあいだに固い絆を感じてきた。しかし、時は1917年。アメリカの対ドイツ宣戦布告後、ヨーロッパの戦争の影は、しあわせな二人の青春にも忍び寄る。将校として、西部戦線に赴くことを決意したジェイムズ。クエーカー教徒のクリスティーンは、自らの信念に悩みつつ、愛するジェイムズを送り出すが…。