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内容説明
ステイシー・マーカム・ハリスには、忘れてしまいたい過去があった。かつて十五歳のころ、家庭を顧みない冷たい父親と、酒に溺れる母親を持ったステイシーは、仲間と窃盗をくりかえしては、警察に補導されていたのだ。父親の死をきっかけに立ち直ったステイシーは、今では留守宅管理会社のオーナーとして立派にやっている。気配りの行き届いたサービスと努力のかいあって、小規模ながらも会社の経営が軌道にのってきたやさき、近所で、空き巣事件が頻発するようになった。被害者の多くが留守宅管理会社を利用していたため、ステイシーの会社も警察の捜査に協力することとなる。そして、担当の刑事として現れたのは、昔、彼女をよく補導していたマックことフランク・マコンネル。もし、自分の過去と今回の事件を結びつけられたら、警察は自分を犯人だときめつけるかもしれない…。ステイシーは、十三年ぶりの再会を呪いたくなった。