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内容説明
ショービジネス界の実力者カジュリアンの葬儀に参列したあと、リムジンを駆ってビバリーヒルズの大邸宅に帰る道々、シャロンは自らの過去を振り返っていた―ノースカロライナの、山の斜面にある掘っ建て小屋からロサンゼルスに出てきたのは二年前。名前もフラット・トップ山のシャロン・オットから一流ロック歌手のローズ・オーシャロンに変わった。彼女が幸先のよいスタートを切り、短期間のうちにあらゆる賞を総嘗めてきたのは、すべてカジュリアンのおかげだった…。心の支えを失い悲しみに沈んでいたシャロンに、その後、ミュージックビデオを作るように強引に勧める男が現れた。レコード会社の新しい副社長ブラッド・フィールディングだ。だが、ビデオ作成は彼女の歌手としての姿勢に反することだった。