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内容説明
夫の葬儀を終えて3週間後、アービバ・トンプソンは5歳になる娘ジェニーとともに新しい生活を求めて長年暮らしたロサンゼルスをあとにした。ロサンゼルス―そこで人々は昼夜の別なく飛び回り、乱痴気パーティとうわべだけの意味のないつき合いに明け暮れる。夫もそうした典型的都会人の花形CMディレクターだった。陽気で魅力的だった彼が息を引きとったのは別の女性のところ…。アービバはもう二度と都会で暮らす気はなかった。北カリフォルニアの小さな海辺の町で1軒の古い館を見た時、彼女はこここそ自分の求めていた場所と直感した。すぐにその家を買い、改装してペンションを開くことにする。だが、最初の客としてアービバの前に現れたのは、大嫌いなロサンゼルスのにおいをぷんぷんさせた男だった。彼は到着した翌朝、部屋に二人分の朝食を運ぶよう注文してきた。



