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内容説明
映画かテレビのスターかしら?アビーは、会場をうめつくした聴衆を前に、風車を救おうというテーマでスピーチを始めようとしていた。けれど、前から二列目に座った男性が気になってしかたがない。男性雑誌から抜け出た、モデルのような端正な顔。それにハイセンスな服装…。どう見ても場違いだわ。男を気にしながら、アビーは話しはじめた。“二百年もの間、この町の人々の生活に貢献してきた風車を開発の波から守り、歴史の遺産として大切に保存しよう!”男は冷たい目でアビーを見あげていた。やがて、彼がリゾート開発会社の社長デレク・ポイゼンだと知って,謎は解けた。翌日、古い風車のある海辺で思いがけず彼と再会したアビーは、足を怪我して介抱される―。火のように熱い彼の手。冷たく対立する二人の中に炎がひらめいた。