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内容説明
雨が降っている―それとも、空が泣いているのか?モーガン・トレイハーンは絶望的な気持ちで雨空を見あげた。一年前に、なくしていた記憶をとり戻した彼は、自分がフランスの外人部隊で将校として生きているのを知った。そしてベトナム戦争中に部下を見捨てた裏切者とされていることも。思いがけず帰国命令が下ってアメリカに帰ってきたが、いまさら汚命をそそぐすべもない。かつての上官と対面しても、なんにもならなかった。また異国の戦線へ戻らなければならないのか。呆然としたまま歩道から足を踏みだしたとたん、誰かにつきとばされ、キキーッという急ブレーキの音!気がつくと、そばに若い女性が倒れていた。まるで羽を傷めた白鳥のように…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aiko
4
ベトナム戦争で記憶を失った上、裏切り者の汚名を着せられた外人部隊将校のモーガンと彼を助けた軍事ライターのローラ。 彼の名誉回復のため奮闘する人々、そして二人のジレジレが大変良い一冊。当時の雰囲気が伝わります。 作者のリンゼイ・マッケンナも元軍人の方なんですね。2021/11/15
mum0031
2
軍事ライターのローラと、敵前逃亡した裏切り者のモーガン。 率いる部隊を全滅させ、敵前逃亡した裏切り者のモーガンが、記憶を喪い別人としてCIAの潜入諜報員として、フランス外人部隊に所属していた。 ローラの強さと優しさに癒され、自分を取り戻して行くモーガン。2017/11/24